スターウォーズエピソード7のうろ覚え感想あれこれ
今年の一月に見に行ってから早くも一ヶ月ちょい経ってしまって記憶がうろ覚えになってきたところなのですけれど、色々回想をしたいなぁと思うのでうろ覚えの感想を書いていきます。最初は好き勝手に冒頭部分から感想書いてたのですがそれは量が尋常じゃなくなってきたので全部没にして、とりあえず本当に一番書いておきたい感想をもちましてお目汚しさせていただくことにしました、うはは。
エピソード7はぼく的には満足でした。下の文では感想といいながら色々な所にツッコミをしているのですが、決して馬鹿にはしていませんからそれだけは誤解をされないように念を押しておきますね。
ちなみにep1~3は僕記憶抜けてて(3はリアルタイムに劇場で今は亡き祖父と見たのになぁ)、旧三部作はこの間見たと言うにわか勢です。旧三部作マンセー、面白かった。
さっそく、ぼくの描くあまり似ていない絵を添えながら感想を述べていきたいと思います。……我ながら似てないな。
ネタバレ注意 まだep7を見てない人はこっから下は見ないで!
感想
第一の驚き:カイロレンあんた強いよね?
第二の驚き:でかい
第三の驚き:女優ってふつくしい
第四の驚き:二人のレン
第五の驚き:これもでかい?
第六の驚き:バリアーって意外と脆弱性あるんですか
第七の驚き:あれ、この展開どっかで見たぞ
第八の驚き:キャプテンファズマ!!!! と、バリアー
の八本だてで書いていきます。
第一の驚き:カイロレンあんた強いよね?
カイロレンは、事前に発表されていたPVで散々見ていましたからね、期待値は高く、そして、冒頭のシーンでおおっ!強い、んほぉおお。
しかし、よくよく映画を観ていると、カイロレンってダースベーダーにはなれない苦悩を抱いているという。え、フォース弱いって?
まじで? え?
ダースベーダーより全然強いと思ったのだけれど。
冒頭でやったあの芸当ダースベーダーにも出来んかったで! 少なくとも見たことねえよ、あんた十分強いよ……。
まぁ、もちろんCGの進歩と強さが別問題なのは重々承知しているのですけど。
第二の驚き:でかい
デス☆スターの十倍でかいスターキラー基地とか、インフレバトル漫画みたいですよね。でも、わかりやすくて良い。十倍でかいから超やばいんだぞっていう感じ。スターキラーは、機動戦士ガンダムのビグザムが同時に戦艦を撃破するごとく、同時に各惑星をビームで破壊、ツヨスギィ。まぁ、こんなふうに強さを強調されたら、もうどうせ主人公達に破壊されるフラグなんだなって期待しながら観るわけですけど、案の定ね。
第三の驚き:女優ってふつくしい
往年のキャラクター達が出てきてほっこりします。レイア姫がおばさんになって出てきましたが、でも、あ、この人美しいな、と驚きましたね。流石女優やったんや、って反省しました。
レイア姫と言えば、試しにググるとこんな風にサジェストされます。
まぁ、言葉悪いけれど、美しいお姫様役としては、キャリー・フィッシャーって不釣り合い過ぎたよね……。どう頑張ってみても絶世の美女には見えなかった。
けど、今のレイア姫を見ると、あれ? 美人やんけ、と。
美人やったんですね(失礼)
第四の驚き:二人のレン
映画自体の話からちょっと逸れてしまうのですけど、ep7を見て自分の馬鹿さ加減にうんざりすることになるとは思いませんでした。
ヒロインの女の子が出てきたとこですね。
また出たのか! と思ったんです。
またレンが出た! へえ同じ名前なのか! と。
二人のレンが出てきて、同じ名前のキャラクターとはふむこの二人は一体どんな因縁を持っているのだろう、優雅にどきどきしながら二人のレンの対面を僕は待ってました。批評家きどりの僕はご満悦です。
あえて名前を同じにしてくるとは! とこのとき僕は思ってました。
しかし、待ちに待った二人の対面のシーンでどうやら彼らはこのときが初対面っぽいし、しかも、互いの名前に一切触れないしなんかおかしいぞ、ということが僕にもわかってきました。
二人のレンじゃない。
字幕で見ていたのだけど、良く見ると、片方はレイで片方はレンなのだった。自分は名前を覚えるのが苦手とはいえ、まさかねぇこんなふうに困らせられるとは……。
しかしですね、キャラの名前が一字違いなのって酷い気はしませんか。しかも、英語で書いてもReyとRenの一字違いですよ。どっちもRで始まるんですよ、どちらかがLで始まるのだったらもう少し音違いましたよね。これは僕でなくても間違えてしまいますよしょうがないですね(?)
しかし、僕の描くレイ全然似てないですね、一体誰が描いたんですか(僕)
好きなキャラクター
カイロレンと対等に話をする同年代くらいの指揮官、ぼくはこれは良いキャラだ、とすぐに好きになりましたね。その指揮官はフォースを持っておらず、もしも彼がカイロレンを怒らせたらどうやっても殺されてしまうんですよ。カイロレンは困った癇癪持ちでぶちぎれやすいし、簡単に殺されてしまうはずなんですよ。
でも、その指揮官はそんなこと構わずにカイロレンを諫めたり、意見をいったり、失敗を軽く責めたりする。カイロレンの方だって怒っても彼を殺すようなことはせず、彼と普通に付き合ってる。良い関係ですよね。ダースベーダーはワンマンで、シスとかいう上司くらいしか言うことを聞かすことができないとんだ暴れ馬で、ep4とかじゃあ上官にあたる人物でも平気でフォースで首絞めて脅したりとか、やんちゃのし放題だったのにね。だから、悪役のこのフォースを持ってない仲間、というのは清々しい新しさを感じました。良かったのに……もしや死んでしまった? もう出ないなんてことは……。
第五の驚き:これもでかい?
カイロレンと指揮官の彼が祭壇のような場所で、超強いフォースを持った悪の大親玉のスノーク(名前忘れて今ぐぐってきた。確かにこんな名前だったなぁ)の命令を受けているシーン。あそこ観ていて、あれれ?ってなりませんでした?
僕はあれ? ってなりました。なりません?
あれ、なんかこいつでかくね?、と。
気のせいじゃない、でかいぞ。
絶対にでかい。
しかし、観ているうちにどうやらスノークはその場におらず、その姿はホログラムで映し出しているものにすぎないということがわかって、ああ、そういうことと納得しかけて、いやうん? とまた脳内に疑問符が浮かびます。
拡大して投影しているのか、それともそれは一分の一スケールのホログラムなのか。
でもこんな巨大な宇宙人、スターウォーズでは出てこないよな、と思いつつも疑問は完全には払拭されません。これはまた次のエピソードではっきりするのを待つしかないですね。
やっぱりスノークでかい説ありえますから……。
悪の親玉は最終的には主人公の手によって直接倒されるはずですから、そう、もしスノークが巨大な宇宙人だとするとラストバトルはなんか進撃の巨人みたいなことになりそうだな、なんてことを思うわけです。
第六の驚き:バリアーって意外と脆弱性あるんですか
亜光速ならバリアーを通過できるんだぜ!byハンソロ
まじかよ。
しかも、ep4でポンコツと言われていたミレニアムファルコンを使ってep7で最新のスターキラー基地のバリアを通過します。
おっ?
それにしても、ミレニアムファルコンでバリアー素通りなら、あの味方のXウィング達も素通り出来るはずで、そもそもバリアーをはがすために奮闘する必要などないのでは? という疑問が頭をよぎります。
この映画、結構がばがばでは――えふんえふん。
とか御託を並べて観つつも、なんか主人公達がピンチになったり、巧みに緊張感を演出したりしててなんか雰囲気とノリで観ている僕をがっちりノックアウトしてきましたので優秀ですね。
ep7「バリアーはそういうものなんだわかったか」
ぼく「わかった!」
第七の驚き:あれ、この展開どっかで見たぞ
ep7、って旧三部作の印象にちょっと引っ張られてる気がするのはぼくの気のせいでしょうか。ドロイドが物語のキーを持って逃げてるのもそうだし、バリアーを解除するためにひと肌脱ぎに行くのもテンプレのような、えふんえふん。
第八の驚き:キャプテンファズマ!!!! と、バリアー
そうこうしていろんな難題を乗り越えて、スターキラーのバリア発生装置を解除完了するわけなのですが、そう、ここがこの映画最大の驚きのシーン。
ハンソロに銃を突きつけられたキャプテンファズマは言われた通りにバリアを解除してスターキラーは丸裸、そして、エックスウィングの攻撃を受けてスターキラー大爆発にいたるわけです。
は? キャプテンファズマ!!! 銀色のその体は見掛け倒しのメッキかこら。ぎんぎん。
ぼくはこのキャラクターをはじめて見た時確信してました。
こいつ、つおい……
やたら人気のあるボバフェットと同じで強キャラに違いない、ボバフェットポジションのつもりでデザインされたのだ、と、思ってましたよそりゃよお。
蓋を開けてみたら弱いどころか、この映画最大の戦犯者でした。ほげ。ここのファーストオーダー軍はキャプテンファズマのせいで負けたようなものですから、ええ。
しかし、いち指揮官が解除できてしまうバリアってどうよ。核ミサイルの発射は二つのスイッチが同時に押されないと発射しないとか聞くけど、バリアーは一人でそんなに簡単にONOFF出来るんですか、してもいいんですか!?
ep7「バリア発生装置はこういうものなんだ」
ぼく「わかりましたッ!」
ボガァアン
予定調和は満たされました。そうして、スターキラーは破壊されました。
めでたしめでたし
と、ここまでで今回の感想はとりあえずおしまいにしておきます。
やっぱ最高にエンタテインメントでいかした映画でした。
他にもいっぱい書きたいことはあるんですけどね。BB8の持っている地図にR2D2の地図がスポーンとはまるところとかは分けて持っている暗号のデータにしては構造が簡単すぎやしないかとか、レイのふっくら緑のインスタントパンとか、ルークがいないって言ってるけどもしや冒頭で殺された達人っぽいおじいちゃんあれまさかルークだったか? と僕のポンコツ脳みそのために味わったハラハラとか、柄が邪魔そうなライトセーバーとか他にもまだまだ色々言及してみたいことはいっぱいあるんですけども、それは機会があれば。
さて、僕はこの映画にぶつくさ文句を言っているように聞こえたかもしれませんが、ep7、エンタテインメントとして非常に僕は満足しました、楽しかったですSWに期待してたのは旧三部作のこの空気、これだよ、これって感じがある気がしますよね(にわか)。
余談
旧三部作の雰囲気がうんぬんと書いたりしてきましたが、ep7は新世紀の映画だなぁ、と思いました。これは、ジョン・ラセター総指揮の傑作アニメ映画ベイマックスを見た時に感じたのと同じです。
ベイマックスは原題Big Hero 6が示すように主人公達が6人のチームなのだけれども、多人種です。日本人、白人、黒人、はたまたロボットであるベイマックス。素敵。
そして、ep7。主人公は黒人である。そして、また、エックスウィングのパイロットの中にとってもかわいい女の子の姿が。男女平等感も+。まぁ、東洋人の姿はほとんど記憶にありませんけども。
ep4から考えると時代は移ろったな、と思います。本当に今は良い時代ですよラブアンドピース。
ep4については、あるルパン三世本の座談会で宮崎駿さんが、ガラクタを回収しているあの種族は黄色人種を指しているようで不愉快とか言って腹を立てていましたが、そう見えなくもなかったのです。
CGの進歩も心躍りますが、そういったところにも時代の移ろい、あるいは進歩を感じ、今って本当に凄い時代やでと思い、ぼくはなんだかめらめらする次第であります。