最強の防犯装置を作る(前編)[ラズパイ記6]
オタクは弱い生き物です。部屋の中に隠したHなものが家族に発見されでもしたら、すぐ死んでしまいます。そこで僕は考えました。
自分の部屋に無許可で侵入する不届きな家族を迎撃するための防犯装置が欲しい、と。そしてそれはラズパイがあれば作れるのです。さあ作りましょう。
まずは防犯装置の仕組みを考えるために敵を明確にしましょう。
最も考えられる敵は母です。部屋の掃除をしにきます。彼女を追い返すことが目標となります。
そして、追い返す方法として僕の頭に真っ先に思い浮かんだのはガスガンで迎撃することでした。これを実現するために次のような仕組みを考えました。
これが最強の防犯装置の概略図になります。これを作っていきます。まずガスガン発射の部分から作っていきたいと思います。前編は発射装置、後編でセンサーの部分をやっていこうと思います。
まず、ガスガンを用意します。
ガスガンを父からもらってきました。十年前、まだ僕が小さい時に父が「大人になったら俺のガスガンをあげよう」と言っていた約束を今果たしてもらいました。十年ごしの約束が今果たされました、感動ですね。
(本当のところ十年前の僕はそのときそんなのいらねーと言ってミリタリーオタクの父をムッとさせたのですが、父は約束だけ覚えていたのかスッとくれました)
次に引き金をひくためのモーターを用意します。
サーボモーターを使うことにしました。サーボモーターとは、信号で回転角や速度を制御できるモーターのことです。ラズパイだけではサーボモーターは動かせず、電源を繋げなければならずブレッドボードやジャンパーワイヤーも購入しました。
サーボモーターを動かすためのコードを書かなきゃいけないの面倒だなあと思いながら、日経サイエンスのラズパイの特集を読んでいたらコードを書かずにサーボモーターを制御する方法が載っていました。やったぜ。
スクラッチというソフトを採用します。
ラズパイのOSにはスクラッチというソフトが入っています。プログラミングを学習するためのソフトで、ブロックをつなぎあわせることでプログラムを作ることが出来るのです。
これがスクラッチだ
なんかよくわからんけどこういうふうに作って、クリックしたらサーボモーターが交互に動くという状態になりました。ブロックがプログラムっぽいでしょ? 雰囲気でやっている。そして、このブロックをクリックするとモーターが動く。
動いているサーボモーター。どうでもいいけど-100と100の間に動作を一つ余分に入れたver
サーボモーターがちゃんと動いたので、早速ガスガンの引き金のところで固定します。
以上でガスガン発射装置の部分は終了です。センサーの部分を後編で作っていきたいと思います。