ポケモンジェネレーションズ三話が素晴らしすぎた
ポケモンジェネレーションズという短編アニメがいつの間にか配信されていました、遅ればせながら最新話まで見ました。
大体各話独立していて楽しめるのですが、三話が素晴らしすぎました。
これです。
何回も見ていたら涙が出てきたので感想を少し書きたいと思います。本当に素晴らしいです。
ポケモンジェネレーションズは各世代の歴代のポケモンゲームを三話ずつほどのアニメで紹介していて、三話目は初代にあたるわけですね。
限られた尺の中で最大限ポケモン、人間どちらのキャラクターも立たせていて良いのです。
どいつもこいつもセリフが強気で強者な感じでありまして、例えば冒頭の以下のやりとりもかっこいい(台詞少し間違えているかもしれませんが多分概ね合ってるはずです)*1。
I understand you are impatience. It has been quite a while since any trainers collected eight gym badges.*2(あんたたちがじれったいのもわかるよ。トレーナーが8つのジムバッジを集めるのも久しぶりだからね。)
I'm sorry, but you won't be seeing him. I'll freeze him right into place.(ごめんなさい、そうだとしてもあなた達が彼を見ることはないでしょうね。だって、私がすぐにその場で凍らせてしまうから。)
うおっ、かっけえ。そして、言わずもがなグリーンの台詞もまぁまたイケイケドンドンな感じでかっけえんですね。
次にポケモンバトルについて言及しますと、まず、フーディンが逆さまになってラプラスを圧倒しているところ、そして、ノーガードでカメックスとカイリュウが攻撃しあうところなどがひとひねりしてあった絵面だけでも面白い。
この、カイリューとカメックスのそれぞれの技同士をぶつけ合わなかったとことかにくいですよね。それぞれの耐久力への自信の現れとも言えます。
そして、僕はこの動画の最後の三十秒が一番好きです。見事です。そして、その前に、グリーンが扉を開けるときにかかる曲がとても好きです。てててて~てて~て~て~。
そのことについて語ってから、ラストのシーンに至るとします。
まず、一度目にあの印象的な曲がかかるのはここです。ポケモンリーグの入り口を眺めるグリーン。
Just you wait a minute for the greatest pokemon trainer in the world that is me.(ちょっと待ってろ。世界で最も強いポケモントレーナーである俺をな!)
そして四天王一人目と戦闘、というふうになっています。ここでかかっていました。
二回目にこの曲がかかるのは、カイリキーを倒した後です。
How could I have been defeated.(この私が負けるとは)
Is that all you've got ? なんとかかんとか(その程度か? 全然俺は本気じゃなかったぜという感じの台詞) ここでかかっていました。
そして、最後のシーンにつながってくるわけです。
最後の一連のシーンはカットのつなぎが秀逸です。
ロングカットでまず場所を見せます。
椅子(throne:王座)に座っているグリーン。
手の中でコロコロとモンスターボールを弄び、呟きます。
I finally did it.(ついにやった。)
I'm the champion of pokemon league.(俺はポケモンリーグのチャンピオンだ。)
そして、ここであの例の曲がかかっています。そしてその中でこの上の影が入った少し怖い表情です。全ての頂点に立った中、しかし、退屈しのぎにモンスターボールをいじりつつ、この曲が流れてきているのです!*3
この曲は、挑戦者として戦うときにかかっていました。そして今度は何が待っているのか? ワクワクしながら動画に引き寄せられてしまいます。
扉が開き、そして現れるシルエット!
レッドは一言も喋らずに、グリーンの台詞が続いていきます。
Hurry up and come.(早くこい)
Hey, so finally you're finally here.(ついにお前はここに来たわけだ)
ファンタスティック!!!!!!!
自分のライバルである、レッドが必ずここに来ると確信していたところとかそういうとこも素敵です。そして、レッドに一言も喋らせていないのに扉からの入りかただけで凄まじい風格をレッドにまとわせる作り手の演出力。
凄い。凄い。凄い。最高に余韻に浸らせてくれるラスト。
うおすげえ面白かったラストのところでなんか泣きました最高最高もっとこういうの作ってくれえええええええええええええええええええええええ!! うひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。全カットについて書いてみたかったけど*4ここらで切り上げます。とにかく素晴らしい作品でした、ごちそうさまです!!
*1:色々なところを参考にして調べました。白状すると、ニコニコやyoutubeでこれが転載された動画での英語字幕自動生成を参考にしています。最近の自動生成すごくて結構参考になります。もちろん自分の耳も参考に台詞を同定しましたが僕の今の英語力はお察しなので。しかし、いやー、youtubeの英語字幕自動生成はあと少しで完璧って感じがしますね
*2: It has been quite a while since any trainer collected a gym badges.(どんなトレーナーもジムバッジを集めてから久しいね)色々なサイトを回っていたら、この英語のほうが正しそうな気がしています。う~むなるほど。anyがどんな~という意味を持つんですね。確かに最初に書いた奴だと肯定文なのにanyを使っていて、しかもそれを適当にsomeの意味のようにとって無理に訳していたけどそんなはずはないか………。概ね合ってるはずですとか豪語しといて初っ端から迷いが生じるとは。
*3:ココのボールいじりから顔へのカットのつなぎが好き。
*4:他にも、二人目の四天王は今回の動画では四天王中最もあっけなくやられてしまうがムキムキであるがゆえにポケモンごと吹き飛ばされて壁に激突してポケモンだけでなく己の肉体も鍛えて自分も戦っている感じを出せているなあ、とか色々感想はあるんですが。