mirenn所感

お絵かきとプログラミング

夏休みが終わった。君の名は。を観た。

 百億円を超えるとかいう化物セールスを繰り出していて勢いがとどまるところを知らない新海誠監督の「君の名は。」。

 面白い、と聞いていたし、この間観たシンゴジラを超える興行収入に驚いて観に行くことに決めました。

 

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 観た感想。

 え?

 ということ。

 僕にはきつかった。作品全体を考えたとき、まぁどちらかと言うとアンチ、ということです。

 あくまで僕個人の感想ですが、百億超えるかなぁという印象でした。もちろん凄いと思ったところはあって、序盤に「「美しい眺めだった」」とセリフを被せて綺麗な彗星を魅せるとこなんか、やっぱ雰囲気作るのはすごいと脱帽ものでしたが。

 

 作品の疑問点がいっぱいあって、そういうのが結構気になって感動するポイントがそれらの疑問点を帳消しにするほど僕には響かなかった、ということでした。そして、自分がこの手の奇跡が起きる映画に対して首をかしげる人種ということがわかりました、それも含めて感想を書いていきます。

 

 ネタバレ込みで気になったところをあげていきますと、

 理屈とか整合性とかそんなことはお構いなしに力強く強引にお話が作られていくところです。

 口噛み酒飲んだらタイムスリップしたり、あるいは黄昏時になって過去と現在が急に時空を飛んで直接交流をし始めるところ。

 まぁ、そうするんだろうな、とか観ながら展開上わかるんですが、物語を進めるのに必要なありえなさすぎる奇跡を作者側がガンガン平気でぶち込んでくるのが思いっきり見えてしまう感じがなかなか厳しかった。

 伏線として、『黄昏時の説明して昔も彗星落ちてカルデラ作ってそこに由緒あるっぽいご神体用意しといたで』くらいで、許される奇跡ではなかったです。

 じゃあ、そもそも主人公二人の中身が入れ替わったのからありえなくていかんかと思ったかというと、いえ全くそれは良かったです。じゃあ、厳しいと思った境目はなんなのかというと、奇跡連発という点と、それがラスト付近で行われたということでしょうか。

 この手の奇跡として、映画「風の谷のナウシカ」があります。宮﨑駿は、ラストは強引に絵で魅せて話をまとめたと自身で述べています。どんなラストかというと、主人公ナウシカ王蟲という生物の怒りを鎮めるために身を挺して止めて死んでしまうのです。ナウシカの死体に多くの王蟲から金色の触手が伸びていきます。風の谷にもともと伝わっていた予言、「青き衣を纏いて 金色の野に降り立つべし」という言葉どおり、青い服を来たナウシカはその金色の野っぽくなった触手の上に立ち上がり生き返ってめでたしめでたし、となります。

 この手の強引な奇跡に、ええ!? っと、ひっかかる人はひっかかります。僕はひっかかります。

 伏線を張っていなかったら意味不明過ぎてありえない展開だけど、申し訳程度に伏線っぽいのを張るくらいじゃ納得できない展開、それが奇跡です。

 もう一つ奇跡を上げると、ポケモン映画の金字塔「ミュウツーの逆襲」というアニメ映画も僕にはラスト付近けっこう厳しいです。ミュウとミュウツーの争いを止めるためにサトシが身を挺してその結果サトシは石になってしまいます。そんなサトシにポケモン達が涙を流し始めると、何故か涙がふわふわとサトシのもとに降り注いで何故かサトシの石化が溶けて生き返ります。この映画は間違いなく名作なんですけど、ここのあたりだけはどうも首をかしげます。全体としては好きな作品なんですが。

 

 強引な展開を笑ってツッコんで楽しむことは出来ますし、そういう映画を観て僕もちゃんと笑えるのですが、僕は強引な展開で泣くのは厳しい、ということでしょうかね。

 

 君の名は。は厳しいです。他にもいっぱい、これ嫌だったなというところも、ここはすごい良かったというところもありますが、だいたい評価を決した最大の理由は奇跡によります。

 ひとまずレビューは終了です。

 

 最後に「君の名は。」の続編があったらどうなる?ということを僕なりに考えた「君の名は2。」の四コマを付記しておきます。クソコラです。今年の夏はクソコラ作って終了です。

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 隕石落ちる、なんとかしなきゃ!!ってなると色々あって、アルマゲドン(隕石爆破)とか逆襲のシャアニュータイプの超能力で強引に押し戻す)とかフリクリ4話(隕石というか人工衛星をバットで打ち返す)とかメンインブラック3の最後のオチ(バタフライ効果で隕石落ちてこない世界になったね)とかどれをパロディしようか迷った挙句アルマゲドンのクソコラにしました。最初の二コマはシンゴジラ風のフォントと、ニコニコで有名な人類滅亡シリーズです。

 隕石落ちる風圧はフリクリのほうが君の名より良く表現されてたなぁと、個人的には思います。最初一気に衝撃波が走ってからワンテンポ遅れて建物が破壊されていく感じ。状況がちょっと違うんで単純に比較するものじゃないんですけどね。

僕の好きな青空文庫

目次

青空文庫との個人的な出会い

 高校に入学した時に電子辞書を買ってもらいました、多くの今時の高校生もそうだと思います。

 CASIOのEX-word DATAPLUS5という高機能な電子辞書で、フルカラー表示であったり、手書き文字入力できたりついでに絵もかけたりしてという辞書です。やたらめったら色々なものが入っていて、いま開いてみると例えばサプリメント辞典とかスポーツ用語辞典とか、全然使った記憶もないしいったいどんなときに使うんだというものまで入っているデバイスです。

 必ずしも直接的に高校の勉強に関係ないものがその電子辞書の中に入っていて、そしてその一つに青空文庫がありました。

 僕のEX-wordには青空文庫から収録されている日本文学300作品が入っています。

 それが、僕と青空文庫との最初の出会いで最大の出会いです。

 

 一番青空文庫を読みふけったのは高校三年のときです。

 受験が迫っている、だから、勉強をしなければならない。それは至極単純な論理ですが、しかし、僕にはその単純な論理をつなげる動機はなにもなかったのです。高校三年のとき、僕には勉強をする動機がなかったのです、受験の先に何か強いモチベーションを促すものを見つけることが出来なかったしやっている内容自体にもまだ不慣れで面白さを見いだせませんでした。

 要は、早い話しが勉強に手がつかなかったということです*1

 無駄に気ばかりはやり、勉強しなければと焦るのですが手が付かない。そんなとき、僕は電子辞書を開いて青空文庫を読みました*2。部屋の中には娯楽という娯楽がないから、しょうがないので読んでいたという節もあります。

 僕は小説を読んで時間を潰すことで、自分の人生が緩やかに無限に落ちていくのを感じていました。苦しみながら救いを求めて読んでいた気がします。読んだらたちどころに元気が出て勉強に向かえるようなそんな小説を探していたのかもしれません。そんなもの、ないのですけどね。

 僕が知っているのは青空文庫のほんの一部です、辞書に入っていたものです、それも全部読み切ったわけではないです。*3

 そういうわけなんですが、青空文庫好きです。著作権フリーを公開しているのは素晴らしい試みだとかそういうことを抜いても、僕の中ではもう思い出として青空文庫がある特異な地位を占めています。

 青空文庫のほんの一部ですが強烈に好きだったものを5つを厳選して紹介して終わりたいと思います。青空文庫になかったら僕は読まなかっただろう作品たちです。

 

青空文庫になかったら読まなかっただろう作品たち

 太宰治 パンドラの匣

図書カード:パンドラの匣

  太宰治好きです、だけどなんだか太宰治って暗いなと思っていました。そうやって色々読んでいっているときにこの作品にぶち当たった時の感動はひとしおでした。なんて、素晴らしい希望! 生きていける気がします。

 

 坂口安吾 傲慢な眼

図書カード:傲慢な眼

 僕は往々にして青春感を感じさせてくれる短編に弱いようです。終わりの涼し気な感傷は当時読んだ時も胸を締め付けられて、そして、今読んでみても締め付けられます。

 

 有島武郎 一房の葡萄

図書カード:一房の葡萄

 まぁ、これもちょっと青春感を感じさせてくれる短編で、なんだかんだ在りし日のお話なんです。子供が先生の美しさを感じる話なんですが、共感しちゃうんですよね。 

 

 夢野久作 押絵の奇蹟*4

図書カード:押絵の奇蹟

 遺伝とは呪いだったのか、と、強く印象付けられた作品です。後々他の作品を読むときにもことあるごとにこれを思い出して、遺伝は呪いなのだ、と脳裏に焼き付いて離れません。

 

 林不忘 丹下左膳*5

図書カード:丹下左膳

 エンタメ系。新聞で連載していたとかで、お話を引き延ばすのがうまく毎回毎回盛り上がりがうわっと用意されています。そして、お話が終わるとなると急展開で終わります。

 終わりの方に近づくと、残りのページ数的にちゃんとこれ話終わるんかな? と思って不安になるんですが、すさまじいスピードでちゃんと終わります。

 丹下左膳という名のクソ野郎剣士が敵としてこの一巻で出てきて一旦お話が完結するんですが、丹下左膳の読者人気が高かったとかで丹下左膳の二巻が作られて、しかもなんだか丹下左膳がちょっと主人公向けに良い奴になっているというところも読んでて驚きです。丹下左膳という題名で、読んでみたら一巻では丹下左膳は主人公というか群像劇のうちのちょっと目立つ敵くらいでまずあれ? となって二巻でこいつ主人公に格上げかよ! という驚き。全部で三部作で、けっこう面白いですよ。

 

 とまあ、面白いのいっぱいあります。これにて今回は終了。

最近手慰みにちょっとじじくさく振り返って回顧な文を書いてしまいます。

*1:今でも好きではない科目の試験勉強のときそういう事態に陥るのでこれはきっと性格に起因するのでしょう

*2:高機能な辞書って言っても解像度の関係でガッタガタなフォントで読まざるを得なかったわけですが、今はPCがあればブラウザで整ったフォントで観れるようになっているんですね

*3:まぁ、300作品のうちわりと面白いものはそこそこ読めたかなくらいにはなったとその頃は思ってたんですが、今確認したら読んでないのも結構ありました。

*4:今手元にあるEX-word DATAPLUS5を確認したら入ってなかったので、妹の新しいほうの電子辞書を借りて読んだのだと思います、そっちは日本文学1000作品だったので

*5:これも妹の電子辞書をかっぱらって読んだっぽい

大手出版社がWebに漫画を公開している時代に、アマチュアWeb漫画を見てみる

目次

Web漫画をちょっとだけ回顧(別にWeb漫画が終わったわけではないですけれど、どうでもいい僕個人のウェブ漫画追っかけ備忘録)

 僕が本格的にWeb漫画を追いかけ始めたのは、高校も三年目となりいよいよ受験が始まるという時期でありました。

 色々あって受験は大敗を喫し、浪人生活に入ったでござる。そういうわけで僕が受験を失敗した理由の一旦はWeb漫画にもあるでござるよ(?)。

 よってWeb漫画にも色々思い入れは深いわけです。

 高校三年の頃はまだ裏サンデーが開設されておらず、大手出版社のWeb漫画への介入というのは僕の知る限りでは感じていませんでした。その頃はワンパンマンの作者oneが怪人協会編で長期の休載をしていて、どうやらプロになるための準備をしているらしいという噂が流れている頃でした。

 Web漫画といえば新都社発のWeb漫画が大勢を占めていた、気がします。

 その頃は、おすすめのWeb漫画といったものを紹介しているまとめサイトでは、オーシャンまなぶとか魔道とかバクバクバクとかHappy Lifeなどが、その頃はワンパンマンと並んで必ずといってもいいほど紹介されていたんですが、しかし、今*1ではめっきり見かけることが少なくなりました。

 さて話はまた過去に戻り、高校三年のいつ頃だったか、裏サンデーとそれを追うようにほぼ同時期に集英社によるとなりのヤングジャンプが設立。裏サンデーは有名Web漫画家を集めていて、実験的で画期的なサイトを作ったものだ、とその当時僕は感心しました。(結局現状の裏サンデーはうーんという感)。

 裏サンデーは柔軟に連載形式を変え、アフィを整え、頑張っているのを目の当たりにしました。そして、アプリも制作され現在に至ります。裏サンデーは最新話を限定公開の無難な形に落ち着きました。

 今では、大手出版社のサイトを巡るだけでもそれなりに漫画を読むことが出来ます。ガンガンオンライン秋田書店のチャンピオンタップにジャンププラス、くらげバンチややわらかスピリッツ、あとはコミコ、とまぁ自分が観ているのはこんな感じか*2

 こういう時代になると、アマチュア時代のWeb漫画が段々と霞んで見えるようになるのも当然ではあります。例えば先ほどあげた、現在も場所を変えて連載継続中のオーシャンまなぶは、2016年現在Web漫画の筆頭に数えられることはありません。敢えて断言すると理由は単純で、他にもっと面白い漫画が転がっているから、ということになると思います。(ここらへんの記述はいらない紛争を呼び込みそうですね、根拠もガバガバですから主観だと思って軽く読んでください。)

 

 そんなときだから、面白いWeb漫画をちょっと回顧してみたいと思います。

 大手出版社の台頭で野良のWeb漫画が終わったわけではなく、さらに激戦区となったネットの海の中でなお読者を惹きつけることのできるWeb漫画が生き残ってきたり、あるいは現在進行形で誕生しているからです。

 そこには活力がみなぎっています。Webで漫画を公開していてプロにめでたく転向というのは少なくなくて、石田スイ、one、クール教信者、ヤマダやWorking!!の人などなどがおられます。どのサイトに公開されるかはともかくとして、今後もそういった人は生まれ続けるでしょう。また、在野のままで野心的に作品を公開して稼ぐ人もいます。いっぱいいますよ。

 

 色々云々垂れ流して書いてましたけど、そんなことはどうでもいいのです。

 さぁWeb漫画に目を通してみましょう。

 大事なものは全部そこにあります、ネットの海に。

 

 

 数あるWeb漫画の中で、その中で尖っている作品を勝手におすすめ4つ選びました。

 

 おすすめWeb漫画 完結編

 豚(これはうまいリンクの貼り方これわからなかったんで、画像にURL貼ってそこから飛べます)

http://1st.geocities.jp/mojamojaojisanhakasetarou2/kako/59odai/04.html

  これほど心が惹かれない扉絵も珍しいですが、読めば凄さはすぐ伝わってきます。Web漫画にありがちなラフさですが、立体感のあるダイナミックなハイレベルな画です。何より面白い。こんなに面白いのにどうしてプロじゃないんだ、プロってどんなけ厳しいんやねんと思った作品の一つ。そう思った作品のもう一つはワンパンマンで、あちらは案の定プロになってそっかそうだよそうだよねプロだよねと思ったものでしたが。作者は鼻毛という方で鼻毛漫画まとめというなんとも人を食ったようなタイトルだった場所に漫画を置かれているのですがうまいです、すごい漫画です。

 

 のびたの人類補完計画

books.vipdoor.info

 これはいわゆる二次創作なんですが、ドラえもんエヴァンゲリオンのあいの子です。良い。

 新劇のエヴァンゲリオンは僕はもっとハッピーなエンドを目指して欲しかった、そして、それが行われていないかわりにこの作品が救いになってくれます。

 

2016年現在未完Web漫画で完結しそうなWeb漫画おすすめ

 胎界主

www.taikaisyu.com

 世界観で圧倒してくる作品です。わからないことも読んでいるうちにだんだんとわかるようになります、といっても最初の方は正直読みにくいです。全体を三周くらいしてようやく序盤のほうの意味も取れるようになるけれど、序盤の作りはそれでもやっぱり漫画として読みにくい気はします。

 尻上がりに面白いです、特に最近の生体金庫攻略は更新が待ち遠しくて仕方がない群像劇に仕上がっていました、圧倒的絶望感。

 更新の頻度も多く、完結してくれそうです。

 

2016年現在未完Web漫画で、これからも完結しなさそうなWeb漫画おすすめ

 泡沫夢幻

泡沫夢幻(夏休みに十人十色、十種の記憶。)

 4月から物語が始まって一日一日作られています。意図的に飛ばされている日付もあります。今は8月まで来ています。

 クラスメイト全員を書ききるというのは大変ですね、それを一日一日でやりきろうとしています。そういった試みを僕が目にした最初の作品です。色々読んだり観るようになって、クラスの生徒全員を書ききるものに例えばクラスメイトが死にまくるバトルロワイヤルや生徒たちを殺しまくる悪の教典などといった作品があるんですが、この作品がそれでもなお一風変わっているのは一日ずつ話を作っているところですね。

 伏線などを緻密に組まれる方で、一日ずつ積み上げられた生徒の明かされている設定などから考察していくこともこの作品を楽しむ醍醐味の一つです。

 Web漫画には未完の作品が多いです、そして、この作品も残念ながら未完に終わりそうです。全く見込みなしというわけではないんですが、しかし、限りなく更新は止まっています。

 目指す希望と、忍び寄る絶望。いったいどんな結末になるのか、教えて欲しかったです。

 

 

 以上です、どうでしたでしょう、お気に入りの作品は見つかりましたか?

 Web漫画の世界にはまって、もっといっぱい読みたいという方は、Web漫画速報の登録漫画一覧を片っ端から読むといいです。

登録漫画一覧 - Web漫画速報

ここに登録されているWeb漫画はたいてい面白いです。未完も少なく無いですが、 

刀遊記も夢現~ユメウツツ~も覇記も百鬼村も奇異太郎君の霊的な日常も役職ディストピアリもエッチマンも人間グラフもZELBESTYも上げるときりないんですが、その他もろもろも面白いです。

 ぜひ良いWeb漫画ライフをお過ごしください。

 

 

2017年追記、大手出版社のウェブ漫画についても書きました

mirennmm.hatenablog.com

 

*1:2016年

*2:こうやって見るとたかだか有限で決して多くはない

適当に好きなショートムービーなどランキング

 最近*1は、YouTubeで公式*2にMusicVideoを配信していたりして合法的に無料でいけてる映像作品が見れたりしてすごい。ここ最近急にですよね*3

 Youtubeだと設定で二倍速で観れるし、忙しいときも二倍速で見れば時間短縮できるね? 短編映像って僕みたいな飽きっぽい人間にちょうどいいもんで、たまに適当に見漁ったりしてます。

 ということで、ジャンルを問わずいいなと思ったYouTubeの動画をランキング形式で紹介していこうと思います。同一アーティストの動画は紹介しないのでなるべく色々なジャンルを楽しめるように並べました。また、ミュージックビデオに限りません。

 きったない動画とかも好きなんですが、そういう著作権的にアウトな奴は一本も並べてないのであしからず。ipod shuffleのフラットデザインみたいなCMとかも好きなんですけどAppleさんがその動画をYoutubeに置いてないのでここにも置いてないです。

 動画を十二個並べました。

 

 目次

 

12位 放課後決闘クラブ

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 個人製作の動画ですね。*4
 効果音や作り込みの荒い3Dモデルなど所々荒削りな部分があるなと感じるけれど、全体として製作者のやりたいことが良く伝わってくる動画です。僕が知っている範囲についてだけしか言及できませんが、細田守時をかける少女エヴァンゲリオンといったものの影響が色濃く見えます。なんか青春感出てるところがとても好き。

 なんだろう、特別な勝負事をしている非日常感と日常のこの差異がそう感じさせるのでしょうか、好きだ。この小物の携帯とかリアルでいい味していて、非日常との窓口の役割を果たしていますね(何言ってんだ)。

 

11位 神風動画デモリー

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 神風動画というところが作っているアニメのopとかゲームに挿入する動画なんかが紹介される動画です。初見はけっこう圧倒されます。 1分1秒とかあたりのすーぱーそに子というキャラクターがほわほわ動いてかわいい。

 

10位 Thriller

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 曲自体は、4分13秒から始まります。

 8分26秒のところはヒッチコック監督のめまいで使われているとかいう有名なめまいカットで、カメラを引きながらズームしています。

 マイケル・ジャクソン、ひいては一流のダンサーというのは、まぁ僕とは違う世界に住んでいる偉大な人種だな、と最近プライムビデオで「This is it」という映画を観て思ったりしたわけです。それはマイケル・ジャクソンがライブの準備をしているドキュメンタリー映画なんですが、マイケル・ジャクソンはカリスマエンタテイナーっす。超人的な才能の持ち主のくせに謙虚、純粋。そして、最後はライブを観客に届けることなく死んでしまうのです。

 劇的な人生を送ったマイケル・ジャクソンが生み出したエンタテイメントの1つ、スリラー。キレッキレ。ダンサーの身体能力よ……。

 

9位 Slim Pickens Does The Right Thing And Rides The Bomb To Hell

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 うわ、公式の動画だったのに消されてる、以下の感想はここにあった動画の感想です。

 2曲で一本の動画になっているんですが、後半が良い。

 後半、2分22秒から始まるMVが最高にロックでカッコいい、こちらのイントロは、あっ始まる!!って感じ。

 これは結局一体どういうお話なのかと考えちゃうMVですが、とにかくSlim Pickens Does The Right Thing And Rides The Bomb To Hellのけっこうアングラな歌詞がデイストピアなMVとあいまって良い。

 Dance, fucker, dance, let the motherfucker burn! hey!

 きったない歌詞(感激してる)。

  Offspringというバンドですが、Offspringは、ALL I WANTというフラッシュのドラえもんの空耳動画としても有名な曲を出しているバンドですね。

8位 眼鏡

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  眼鏡、という作品の前半、後半もYoutubeで見れます。

 全部見たら二十分くらいになるのでそんなにショートではないですが、テンポよくあっという間に見終わってしまうギャグアニメ。

 ラストに向けてストーリーが見事に収束します。ギャグって良いですよね。

 ニコニコ動画に作者さんが置いているものとは違って、所々削ってあってフルバージョンではないのでフルバージョンオススメです。

 元々、毎月少しずつ更新していって作られた動画で、ネタをぶちこんだアイキャッチとかがフルバージョンには入ってます。

 

7位 Hey Mama

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 中毒性のある音楽。

 この荒廃した感じはマッドマックスをオマージュしてるんでしょうか、怒りのデスロードとサンダードームはまだ観ていないんですが付いている他のコメント見ても多分そうみたい。

 荒廃した中では人の野生感は際立ちますね。

 どうでもいいけど、18秒あたりで一番手前に出てくる白人の女性美人すぎでは。そして、ダンサーってすごい。

 ヘィマンマンマンマヘィマンマンマンマ

 

6位 Beautiful World

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 新劇のほうのエヴァはそんなに好きじゃないんですが、ああエヴァだって感じが詰まってて良いMV。

 無機物のロングショットやパースの強い魚眼レンズ的な構図とか混ぜ込むのってエヴァだなあって思います。このあいだシンゴジラを観てきたんですが、あれも色々エヴァでしたね。

 庵野秀明宇多田ヒカルも天才、早熟の天才ってずるくないですかうわああああ。

 

5位 桃太郎「Episode.3」

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  この常識を振り切った衣装、素敵です。

  献身的なキャラクターってずるい、涙腺にきます。

 キジが目を開いてカメラを見つめる、この動画の中で何回かありますが絵になるなーもう。このペプシの一連のCMは好きです。

 TV持ってないんですがyoutubeで見れますし追っかけてますね。

 

4位 Overwatch Cinematic Trailer

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 最近思うのは海外の儲かってるゲーム会社すげえ良い映像作品投げてくるんですよね、資金力でしょうか、それだけでは片付けられないインパクトを僕は受けています。このゲームもやったことないんですが、こりゃやりたくなりますよ。動画への曲の合わせ方も良いです。

 うっ、こういう兄貴欲しい。ベイマックスのヒロハマダ似のイケメンだなあ。これだけ短い中できっかり山場を用意してよく魅せるなあと思う。

 なんの特別な力もない反抗的な少年が弟を守りつつ体を張る。これ毎回見るたびにうるっときます。

 

3位 11:08

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 ああ、好き。高校という雰囲気が出てるからなんだろうか。自主制作アニメという分野、良い作品いっぱいありますよね。1分19秒からのあたり特に好き。

 ボーイミーツガール。

 Next Stage*5かぁ、うちの高校はそれではなくVintageという参考書だったんですが、これまた良い参考書で浪人時代忘れてきたころに定期的に見直したもんだなぁ、とか色々しみじみ思い出してしまいます。

 神は細部に宿るといいますが、こだわるところにメリハリを付けてこだわっている作品はいっすね~。

 

2位 Get Jinxed

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 な、なんやこれぇ。

 League of LegendsというゲームのJinxというキャラクターのPV、曲もレベル高くてボーカルの声の震わせ方いいですね。

 この動画の女の子のかわいさすごいです、仕草とかが堂に入っていて、ラストの静けさの中でのあの仕草の魅力とかも作り手にほんと脱帽。

 こういうアクセントがあってこそ女の子キャラはかわいさが引き立つなあ。かわいい。一番好きなシーンは、59秒のとこです。すげえ良い表情で、ここ、おさげを右左と順番に揺らしているのも面白い。

 3Dの中で2Dアニメがうまく使われていて、全体的にレベルの高い映像作品。

 

1位 Waiting For Love

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 ローテーションして、涙して、歌って、泣いてを繰り返したMV。イントロの旋律が最高に美しいですよね。曲(歌詞も)が最高に良いということもあるんですが、このMVは自然に泣かせにきます。美しい。無垢なのはいかんぞ、泣くぞ僕は。

 

 

 どうでしたか、気に入った動画はありましたでしょうか。

 娯楽作品ばかり取り上げましたが、Youtubeではためになる動画、大学が提供する動画もあったりして、Youtubeを巡るだけで時間を溶かしてしまいます。そこには無数のコンテンツが溢れています。

 以前は違法なものが多い印象でしたしもちろん今も違法な動画を取り締まるイタチごっこはあるんですが、合法的でありコンテンツと呼べるものがますます多くなってきました。

 お金が無くてもネットに繋げば、動画コンテンツ*6すらどっかにお金を払うこと無く完全に合法に享受できたりするっていうのは、ほげえ、すごい時代ですね。

*1:2008年以降?

*2:Vevoとか色々が

*3:実際投稿年度とかかなり最近であることは確認できる

*4:動画製作者が公開しているとこから引っ張れているはずなので、違法アップロード動画ではないはず。

*5:通称ネクステ、有名参考書

*6:選ばなければ

プライムビデオで観たことのある映画が100本になったのでその中でトップ5を選んでみる

 感想というのは人それぞれ全然違うので、あくまで僕の独断と偏見で選んだ、という前提はつきますがオススメトップ5です。

 プライムビデオ最高。

 目次

 

プライムビデオについて

 まずはプライムビデオとはなんぞや? という人のためにプライムビデオの説明から。なんてったって安くてすごいサービス。プライムビデオ知ってる! という人は適当に飛ばしてください。
 プライムビデオとはAmazonのプライム会員になることで得られる恩恵の一つで、プライムビデオに登録されている映画やアニメが見放題になるサービスです。学生ならプライムスチューデントと言って年会費が安くなるプランがあり、たった1900円ほどで一年間映画が見放題になります。僕は映画のためだけにプライム会員になったほどですが、本当にお得です。NetFlixやHuluなどより安い代わりに観ることのできる品揃えが限られており、見たいと思った作品がないかもしれませんが、それでもちょっとやそっとじゃ観きれないほどの名作が観れるのでとりあえず映画を浴びるように観たくなったという人*1にもオススメです。

 また、プライムビデオで映画を観るのは忙しい人にもピッタリなんじゃよふぉふぉ。

 というのも、下のような続きから見るというボタンがあります。

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 途中まで観てから、また観ようと思ったときはこれを押せばすぐに続きから観れるので、映画を観るためにまるまる二時間とか用意できないよ、という人も細切れで観ていけます。なんて贅沢な観方なんだろう!!
 プライムビデオに登録してまだ4ヶ月ほどですか、ここで観たのはすでに70本ほどになっており、一本あたりの単価は単純計算して既に、プライムスチューデント年会費1900円÷70本で20数円になっているわけで、安い……一流のコンテンツがこんなに安く観れて良いのか……。

 あれ、このブログ記事書いた人は100本観たんじゃないのか? と疑問に思われた方も多いかと思いますが、プライムビデオで観た映画70本と、プライムビデオでは観ていないけどプライムビデオにあって以前観たことある映画30本との合計100本のプライムビデオからトップ5の映画を選出しました。


 ちなみにですが、プライムビデオの作品は入れ替わりがあって僕が観た時はプライムビデオだったけど今はプライムビデオじゃない作品がこの100本の中に既に数本(レッド・オクトーバーを追え!など)あることはご了承ください。

 

プライムビデオの個人的トップ5

 もちろん、ネタバレはしないように映画を紹介していきますが、内容に全く触れないというわけではないのでその点はご了承ください。映画のさわりの部分(さわりの部分に意外性が含まれている場合はさわりの部分も触れないんですが)とかぼんやりと作品全体の話とかします。
 初見の面白さを削がないように注意はしているのですが、それでも少しでも内容を観てしまうかもしれないのが嫌な方は、ここにトップ5のタイトルのみ先に上げておきますので、映画を観てからまたここに見にもどってもらえたら良いかなあと思います。またこのブログの最後に、トップ5には入らなかったけどおすすめな映画を一言コメント付けて並べておきます。
1位 メガマインド
2位 ボーンシリーズ(ボーン・アイデンティティーボーン・スプレマシーボーン・アルティメイタム
3位 続夕陽のガンマン
4位 時計じかけのオレンジ
5位 バック・トゥ・ザ・フューチャー

 では1位から順番にコメントしたいと思います。

 

 

 

 

1位 メガマインド

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 メガマインドの画像をペタリ*2

 この映画は最高のエンタテイメントです、流石Dreamworks
 Dreamworksの映画は最近の作品でもプライムビデオで多くが観れる一方、よく比較されるディズニー作品はほとんどプライムビデオで観られません。

 凄まじい興行収入を叩き出す面白い作品を生み出し続けながら経営危機に陥って人員削減したDreamworksなんですが、経営危機と作品の多くがプライムビデオで開放されていることとは関係があるのでしょうかね。
 ともかくDreamworksは最高なエンターテイメント映画をたくさん提供してくれるんですが、その中で一際僕が物語にのめり込んで主人公と一緒に興奮して悲しんで喜んだ作品はこの『メガマインド』です。
 主人公は悪者ヴィランの道を歩むことになったこの青いマッドサイエンティスト。正義対悪というテンプレを抑えつつ、段々とそこから外れて話が二転三転として最初から最後まで観客を飽きさせないのは見事です。しかし、それだけで終わる作品ではないです。メガマインドのストーリーは、シンプルだけどとても大事なテーマを一本すえていて心に響きます。
 物語の起伏はまさに王道にして最強。映画を見慣れている人にはここらへんで盛り上がってそろそろいったん落とすのかな、とか見ながらわかると思いますが、まさにお手本のような映画です。それはつまらないという意味ではなく、物語の土台については全く気にせず安心して観れて、しかし、ドキドキハラハラしながら楽しめる作品という意味です。
 万人に勧めやすく、そしてシンプルで最強。こういうエンターテイメント、好きです。
 こんな映画にもし自分が一度でも制作する側として携わることができたらもう死んでも悔いはないだろうな、と思うくらい素敵な作品です。Dreamworks~。
 吹き替えも字幕も良いです。

2位 ボーンシリーズ()

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ボーン・アイデンティティーボーン・スプレマシーボーン・アルティメイタム
 一本の映画じゃないじゃん2位!! と思われたかた。その通りです。トップ5って言うけど正確には三本の映画使っているのでトップ7とかにすべきなのでしょうか……。
 ただ、これらのうちどれか一本を選ぶことは出来ず三本観て映画として完結しているのでこういうふうにさせてもらいました。

 ボーン・アイデンティティーから全てが始まります。
 記憶をなくした主人公。でも、覚えていることはある。ここからあそこまで全力疾走できることはわかる、体に身についている特殊技能。自分はいったい何者なのかっていうのを見つけていく、自分の知恵と体で進む系のアクション映画。
 二作目から急におしゃれになった記憶があります。二作目であるボーン・スプレマシーを観た時、あれ? 前作こんなすごいオシャレな映画だったっけ? と思った記憶があります。初めて観たのが確か僕が中学生くらいですから記憶があやふやですが、カメラワークがダイナミックで、そして、主人公ジェイソン・ボーンのアクションとか知略がカッコいいんですよ。

 三作目である、ボーン・アルティメイタムのラストは今でもはっきり覚えています。ヒロインがかわいい。最高に好きなラストで、思わず観ているこっちに笑みが浮かんで、観終わった後部屋をうろうろしていた記憶があります。良いんですよ~。

 ボーンシリーズにはスピンオフのボーン・レガシーという映画がありますがこれは少し残念な作品です。普通のアクション映画としては合格点なのですが、ボーンの名を冠している以上前三作と比べてしまって、そうすると見劣りして評価が厳しくなりがちな映画。

 そうそう、2016年はジェイソン・ボーンの新しい映画で新しい活躍が観られるんですね、楽しみです。

 自分がクソガキのときに好きだったものって、なっかなか忘れられないですよね、このボーンシリーズは僕にとってそんなものの一つです。

3位 続夕陽のガンマン

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 これも字幕と吹き替えを観ましたが、これは吹き替えから観ました。
 クリント・イーストウッドの声は、ルパン三世の声優だった今は亡き山田康雄が入れていてかっこいいです。
 吹き替えの良い所の一つは、複数人喋ってるようなガヤがあるところでも瞬時に全員何言っているか分かるところですね。ただ、この作品の日本語吹き替えで、字幕版にはない*3情けないセリフが物語終盤で追加されていてそこが残念だったくらい。
 字幕を観るか、吹き替えを観るかというストーリーを語る点では些末なことから話を導入しましたが、映画を観るときに結構気になるところではありますよね。とりあえず置いといて。

 さて、続夕陽のガンマン、これはタイトルに続とか入っているんですけど、別に続編というわけではなくいきなりこれから観られる作品です。イタリアで制作された映画で、直訳したタイトルは『善玉、悪玉、卑劣漢』というタイトルでこのタイトルで耳にしたことがある方も少なくないかもしれません。(高校時代の囲碁部の顧問の先生だった人が西部劇を好きなんですが、このタイトルを言っていた記憶があります。)
 最高に面白い西部劇です。
 クエンティン・タランティーノ監督(キル・ビルなどで有名)が西部劇の映画ランキングで一位に上げるほどの作品です。
 最初の冒頭10分位は、何が起こっているのかよく把握できず、会話もほとんどなく退屈です(そういう演出なのですが)。しかし、そこからはすごい面白い。
 命のやり取り、ピンチ、嘘、友情、色々熱いものが詰まっています。
 西部劇ってことはどうせドンパチすることが主眼に置かれてるそういう乱暴な映画なんでしょ? と敬遠する人がいたらそれはもったいないです。
 もちろん、銃とか、強さ=正義であったり、暴力カッコいい! というような部分はしっかりあります。しかし、それだけでなく、時に、とても観念的なシーンがあったりします。まるで梶井基次郎の『檸檬』を読んでいるような比喩的なそのとあるシーンが僕はとても好きです。(すごい主観的に感想を述べてしまっていて観終わった後の人がこの感想見てもどこの部分か伝わっていないかも……。僕はこの映画の爆弾がとても好きです。)

 また、この映画は音楽単体でみても素晴らしく、metalicaというロックバンドがライブの入場の時に毎回使っていたり、マイケル・ジャクソンもライブで流してたり、或いはマダガスカル2でそのまま使われていたりします。音楽というのも映画に欠かせない大事な要素だな、と改めて勉強させられました。

 少年漫画というか特にジャンプ系の少年漫画が好きな人は、たぶん好きな映画です。

 

4位 時計じかけのオレンジ

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 巨匠スタンリー・キューブリックの癖の強い作品。
 僕が今まで観てきた創作物の中で最も美しい殺人の方法を見せてくれました。かわいそうで悲しくて美しくて涙腺が緩みました、こんな感動の仕方は僕はあまり経験がなくて、そういうところが僕の中で特別な作品たるゆえんです。
 静謐なカメラワーク、徹底的に凝らされた配置、そして、役者の生意気な演技!
 若者言葉として様々な造語が飛び交い、薬、レイプ、科学、クラシック、これは想像力の超暴力アルトラヴァイオレンスです。
 主人公は、悪ガキです。悪ガキが行くところまで行ってしまうのを、近未来という舞台で描いた作品です。いま見てもスタイリッシュだ、と思わせるところは流石。
 正直、下手なあらすじなどを読んでもらうよりも、ウィリアムテル序曲に乗せた予告編を一発観てもらえればきっと観たくなります。僕は予告編を何回もループして観てしまって、なんだこれ!! と思って観てしまったクチです。プライムビデオにこの予告編がないので*4ペタリ。

 この予告編本当に素晴らしい。好きすぎる、これだけでもう名作、ご飯三杯いける。

 時計じかけのオレンジは日本でも有名な作品で、大友克洋AKIRAという漫画でオマージュされてたりもします。

5位 バック・トゥ・ザ・フューチャー

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  説明不要な映画。デロリアンっていう超有名タイムマシンを博士が作ってタイムトラベルするお話です。金曜ロードショーとかでやってたのを観たのかなあ。これは小学生のときに観たはずで、ストーリーを語るのに十分な記憶が失われてしまっている。光陰矢のごとしで悲しい。

 PART1、2、3どれもわくわくしながらブラウン管のTV観てました、たしか。

 最近、荒野の用心棒という映画を観たときに、PART3はこれのパロディをやっていたのか! とすぐに気がついてなんだか嬉しくなりました。覚えているとこは覚えているんだなあ。

 そうそうそういえば、作中で出てくるジゴワットっていう単位は存在しないんですよね~。

 シュタインズゲートで出てくるDメールのDはデロリアンから取られているし、タイムトラベルものとして超有名な映画ですね。良い映画です。

 

 とまあ、これにてとりあえずトップ5の紹介は終了です。

 あくまで僕が勝手につけたランキングですので皆さんそれぞれ思うことがあると思います。ランキングは自分自身順番どうしようっかな、と迷いながら並べました。

 正直時間が経って振り返ってみないと自分の中でそれがどれくらい大事な作品だったかってわからないこともありますよね。ランキング外の作品もどれも捨てがたかったりするんですが、今回はこのへんで終了とします*5

 以下に観た映画100本並べておきます。良い映画ライフを。

 プライムビデオの観たことある映画100

 面白くてかつトップ5にいれてなくてコメントしていない作品には、☆マークと一言メモを付しておきます。

アニメ映画

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲 ☆こんなノスタルジックがわかる年になってきた……。
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
怪盗グルーの月泥棒
カンフー・パンダ
カンフー・パンダ
劇場版 TRIGUN Badlands Rumble
シュレック
シュレック2
東京ゴッドファーザーズ
パプリカ
ヒックとドラゴン
マダガスカル
マダガスカル
マダガスカル3 ☆ストーリーを無茶苦茶にかき回すキャラクターが画面を縦横無尽に動きまわる映画。
ミニオンズ ☆ミニオンズ自体も面白いが、犯罪者集団とかいかしてる。
メガマインド
モンスターVSエイリアン

映画一般

アイアンマン
アメリカン・ビューティー
E.T.
硫黄島からの手紙
インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク
インディ・ジョーンズ最後の聖戦
ウエスタン
エクソシスト ディレクターズカット版
俺たちに明日はない ☆こんな悲しい笑顔があったのか。
カサブランカ

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン ☆えっ実話なのか。
グラディエーター
ゴースト/ニューヨークの幻  ☆ヒロインがボーイッシュなショートのすごい美人。
ゴーストバスターズ
ゴッド・ファーザー
ゴッド・ファーザーPART2
コマンドー
コンスタンティン ☆小道具がいちいちダークで凝っていて中二心をくすぐる。
シザーハンズ
ショーシャンクの空に

13日の金曜日

シンドラーのリスト
酔拳
スクール・オブ・ロック ☆コメディ僕好きですね。そして、ロック好きのための映画。
スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団
スター・トレック
スタンド・バイ・ミー
スピード
スラムドッグ$ミリオネア
スリーピー・ホロウ
戦国自衛隊1549

続 夕陽のガンマン
ダーティハリー
ターミナル
ダ・ヴィンチ・コード
タクシードライバー
TAXI NY
時計じかけのオレンジ
超高速!参勤交代
トゥルーマン・ショー ☆もし自分が物語の主人公だったら? という設定をしかし見事な切り口でまとめきっている。
トップガン

トランスフォーマー
トランスフォーマー/リベンジ
トランスポーター
トランスポーター2
トランスポーター3 アンリミテッド
ナポレオン・ダイナマイト
ニキータ
26世紀青年 ☆クソ映画かと思ってみたけど、面白いなこれ。
2001年宇宙の旅
ニュー・シネマ・パラダイス

ノーカントリー
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
バック・トゥ・ザ・フューチャー
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3
バックドラフト
PARKER/パーカー
ビューティフル・マインド
ピンポン
フォレスト・ガンプ/一期一会

ブラックホーク・ダウン
ベイブ
ベスト・キッド
ボーン・アイデンティティー
ボーン・スプレマシー
ボーン・アルティメイタム
ボーン・レガシー
ぼくたちと駐在さんの700日戦争
炎のランナー
マイケル・ジャクソン This Is It

マスク
ミッション:インポッシブル
ミリオンダラー・ベイビー
メン・イン・ブラック
メン・イン・ブラック
燃えよドラゴン ディレクターズカット
レオン完全版
レッド・オクトーバーを追え
ローマの休日
ロッキー

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
ワイルド・スピード MAX

*1:僕が最近映画を浴びるように観たいと思うようになったきっかけは、アニメポケモンの脚本で有名な首藤剛志さんのWEBアニメスタイル_COLUMN内のえーだば脚本術というコラムを読んだところが大きいです。コラムによると、脚本家になるためにはいわゆる名作映画を観たり、異性と会話をするといい(なんだこれ)という指南が書いてあったので、異性と会話は……うっ……ともかく、映画観よと思ったから。しかし、映画って素晴らしいですね。

 ついでにですが僕みたいなワナビ野郎は、映画を観る上でモンタージュ理論(カットのつながりが場面に意味をもたらしてくれる~みたいな感じの創作界の有名な理論)を意識してみるとさらに映画が楽しく観れますよ。

*2:著作権的には本当はこういう風に貼ってしまうの良くない。

*3:さらに言えば少なくとも英語のセリフにはない

*4:良くないことだと知りつつYouTubeから引っ張ってきます。

*5:本当はこんなことしてる場合じゃなくて大学の再試の勉強をしていないとまずい。

Slackbotを手取り足取りおしえてもらった話

 ためになる話は書けなさそう、これは、ただの体験談。

 

 ことのはじまりは、最近サークルでbotを作るのが流行っていて、自分もやってみたくなったのでやってみようと思ったからだ。なんでも貪欲に気軽にやってみるというのは若者の特権じゃろ。そういう事情のもとでトライしてみたわけなのだ。言うてできるっしょまじで多分サルでもできるっしょ、と思って適当に引っかかったサイトを参考にしてやってみたら開始早々むっちゃ困った。

 サルでも分かるっていうことの大半はサルでは分からないのだ(ただし、サルに人は含まない)。実際にやってみると考えてたよりずっと大変っていうのはよくある。自分が弱いだけともいうあるある。

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 図1、昔とてもお世話になったサイトの理知的なサル

 しょうがないから、つらつらと公式のSlack APIのところを読みながら、英語なので理解速度半減未満になって辛いなあと思いつつ、ぱぱっと魔法のようにやる方法はなさそうだったのでこのまま時間がかかると思われた。

 近くで寝ていたサークルの代表(元会長)が起きた。

 寝起きの代表を捕まえて、教えを請うたら丁寧に教えてくれた。やったね。

 どうやらSlackbotは、他にはrubyとかで書いたりしてる人もいるらしいのだけど、rubyは全く触ったことがないのでまだpythonのほうがありがたかったし、もうちょっとpythonについて知りたかったのでpythonでSlackbotを作った代表の教授は最強!!

 魔法のように進んでいった。Slack公式のコードを代表がpackage(?)したものを頂いた。

 それまでと比べると、早い。爆速。一気に導入、おうおうお。

 自分のpythonの理解力が不足していても、その都度説明してくれるから結構、ほほうとわかった気持ちになる。

 あれ、pythonのpassってなんだっけとか、dictionaryとか、いやもっと手前のpipとか環境変数とかpython3とか、Ctrl-cで強制停止できるんだとかそういうのをささっと教えてくれた。わお。そればかりではなく、部内サーバーで動かせるぞいということのやり方も導入、おお。

 ヒョエー、なんかコード並んでるけど大丈夫、書くべきところとか、おおまかには分かり始める。そうこうして、くんずほぐれつしながら、botに喋らせる。最初は、エコー、つまり、Slack上から取ってきたtextをそのまま喋らせたりして、それでも楽しい。そりゃあ、一人でやってたら結構大変な作業がすっ飛んだので(あとで理解出来てないとこを読まねば)。

 そうやって、基本的な遊び方を学んだところで、自分の実験場となるチャンネルを開設して遊ぶことにした。そのときも予想してないつまづき方をした。新しく開設したチャンネルの呟きというかtextがいっこうに観察できなかったのだけれども、一気にチャンネルにこころやさしき人が流入してくれたのでなんか色々やってうまくいくようになった。つぶやきを収集するためのチャンネルを監視するBOTは新しいチャンネルに入ってから、チャンネル内のつぶやきを認識するまでなんだかちょっと時間がかかるよう。(というのとはちょっと違って、監視するbotは、対象のチャンネルに代表がジョインしたあとに反応し始めるとかそういう感じになっていたらしい、詳しいことはよくわからないけど。)

 botに賢い文章を喋らせるのが実は目標だったので、それを実現してみる環境は整った。

 そこで、シェイクスピアの作品を書けるbotを作る!!!

 ということで作ってみた。名前はシェイクスピアのサルBOTとした。

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 ・・・・・・。Slackチャンネルのどこかで喋ると、それに反応して適当なa~zの文字を返すようになっている。(一定時間ごとに適当な文字を吐くようににしようと思っていたけれど、まあとりあえずこれでいいよね)喋った回数のぶんだけ、このBOTは文字を返す。

 おわかりだろうか、十分に喋れば、このBOTシェイクスピアの作品、例えばヴェニスの商人などを書きあげる確率はほとんど確からしい(ほんとか)。

 という、無限の猿定理も最近サークルで世間話ついでに教えてもらったので、いい機会なのでちょっと屁理屈をこねるのに使わせてもらった。

 

 将来的には、もちょっと賢くしたい。RNNでもう今は亡き文豪の文章喋らせっぞ、とか、マルコフ連鎖で喋らせっぞ!とか思うけど、当分の間無理そう(簡単にやる方法があるようでそれをやろうとして失敗したので、挫折しないで興味が持続していたら堅実にやってみたい)、だけど面白かった、いろいろと勉強になった。話を聞いているときメモとってなかったので、復習の意味も込めてこのブログを書いた。

 今回の適当な文字を返すコードから賢くなるには結構な飛躍が必要そうでううっ。

 

 RNNに到達する前にneural networkといえば、マイケル・ニールセンのNeural Network and Deap Learningに目を通したとき、自分がpythonを読めない点で困ったのと、文中で出てくる数学はまず基本的な道具ばかり用いてくれてるのにたまにそれの理解が怪しくなった点は特に辛かった。pythonちゃんと覚えたらそのうち実際に実装したりして遊びたい気はある、できるかな?

 最近、なんかやりたいことが増えてきてて困ったなあという感じ、こじらせないようにしたい、コミュ力、つら。

 

 最後に一句

 スラックは ラックラクには できません

 うーん、こりゃ駄作以外のなにものでもなさそう、参った参った。(575もサークルの一部の界隈で盛り上がっている)

スターウォーズエピソード7のうろ覚え感想あれこれ

 今年の一月に見に行ってから早くも一ヶ月ちょい経ってしまって記憶がうろ覚えになってきたところなのですけれど、色々回想をしたいなぁと思うのでうろ覚えの感想を書いていきます。最初は好き勝手に冒頭部分から感想書いてたのですがそれは量が尋常じゃなくなってきたので全部没にして、とりあえず本当に一番書いておきたい感想をもちましてお目汚しさせていただくことにしました、うはは。

 エピソード7はぼく的には満足でした。下の文では感想といいながら色々な所にツッコミをしているのですが、決して馬鹿にはしていませんからそれだけは誤解をされないように念を押しておきますね。
 ちなみにep1~3は僕記憶抜けてて(3はリアルタイムに劇場で今は亡き祖父と見たのになぁ)、旧三部作はこの間見たと言うにわか勢です。旧三部作マンセー、面白かった。

 さっそく、ぼくの描くあまり似ていない絵を添えながら感想を述べていきたいと思います。……我ながら似てないな。

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 ネタバレ注意 まだep7を見てない人はこっから下は見ないで!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想

第一の驚き:カイロレンあんた強いよね?

第二の驚き:でかい

第三の驚き:女優ってふつくしい

第四の驚き:二人のレン

第五の驚き:これもでかい?

第六の驚き:バリアーって意外と脆弱性あるんですか

第七の驚き:あれ、この展開どっかで見たぞ

第八の驚き:キャプテンファズマ!!!! と、バリアー

 の八本だてで書いていきます。

 

第一の驚き:カイロレンあんた強いよね?

 カイロレンは、事前に発表されていたPVで散々見ていましたからね、期待値は高く、そして、冒頭のシーンでおおっ!強い、んほぉおお。

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 しかし、よくよく映画を観ていると、カイロレンってダースベーダーにはなれない苦悩を抱いているという。え、フォース弱いって?

 まじで? え?

 ダースベーダーより全然強いと思ったのだけれど。

 冒頭でやったあの芸当ダースベーダーにも出来んかったで! 少なくとも見たことねえよ、あんた十分強いよ……。

 まぁ、もちろんCGの進歩と強さが別問題なのは重々承知しているのですけど。

 

第二の驚き:でかい

 デス☆スターの十倍でかいスターキラー基地とか、インフレバトル漫画みたいですよね。でも、わかりやすくて良い。十倍でかいから超やばいんだぞっていう感じ。スターキラーは、機動戦士ガンダムビグザムが同時に戦艦を撃破するごとく、同時に各惑星をビームで破壊、ツヨスギィ。まぁ、こんなふうに強さを強調されたら、もうどうせ主人公達に破壊されるフラグなんだなって期待しながら観るわけですけど、案の定ね。

 

第三の驚き:女優ってふつくしい

 往年のキャラクター達が出てきてほっこりします。レイア姫がおばさんになって出てきましたが、でも、あ、この人美しいな、と驚きましたね。流石女優やったんや、って反省しました。

 レイア姫と言えば、試しにググるとこんな風にサジェストされます。f:id:mirenn:20160214192725p:plain

 まぁ、言葉悪いけれど、美しいお姫様役としては、キャリー・フィッシャーって不釣り合い過ぎたよね……。どう頑張ってみても絶世の美女には見えなかった。

 けど、今のレイア姫を見ると、あれ? 美人やんけ、と。

 美人やったんですね(失礼)

 

第四の驚き:二人のレン

 映画自体の話からちょっと逸れてしまうのですけど、ep7を見て自分の馬鹿さ加減にうんざりすることになるとは思いませんでした。

 ヒロインの女の子が出てきたとこですね。

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 また出たのか! と思ったんです。

 またレンが出た! へえ同じ名前なのか! と。

 二人のレンが出てきて、同じ名前のキャラクターとはふむこの二人は一体どんな因縁を持っているのだろう、優雅にどきどきしながら二人のレンの対面を僕は待ってました。批評家きどりの僕はご満悦です。

 あえて名前を同じにしてくるとは! とこのとき僕は思ってました。
 しかし、待ちに待った二人の対面のシーンでどうやら彼らはこのときが初対面っぽいし、しかも、互いの名前に一切触れないしなんかおかしいぞ、ということが僕にもわかってきました。

 二人のレンじゃない。
 字幕で見ていたのだけど、良く見ると、片方はレイで片方はレンなのだった。自分は名前を覚えるのが苦手とはいえ、まさかねぇこんなふうに困らせられるとは……。
 しかしですね、キャラの名前が一字違いなのって酷い気はしませんか。しかも、英語で書いてもReyとRenの一字違いですよ。どっちもRで始まるんですよ、どちらかがLで始まるのだったらもう少し音違いましたよね。これは僕でなくても間違えてしまいますよしょうがないですね(?)

 しかし、僕の描くレイ全然似てないですね、一体誰が描いたんですか(僕)

 

 閑話休題

好きなキャラクター
 カイロレンと対等に話をする同年代くらいの指揮官、ぼくはこれは良いキャラだ、とすぐに好きになりましたね。その指揮官はフォースを持っておらず、もしも彼がカイロレンを怒らせたらどうやっても殺されてしまうんですよ。カイロレンは困った癇癪持ちでぶちぎれやすいし、簡単に殺されてしまうはずなんですよ。

 でも、その指揮官はそんなこと構わずにカイロレンを諫めたり、意見をいったり、失敗を軽く責めたりする。カイロレンの方だって怒っても彼を殺すようなことはせず、彼と普通に付き合ってる。良い関係ですよね。ダースベーダーはワンマンで、シスとかいう上司くらいしか言うことを聞かすことができないとんだ暴れ馬で、ep4とかじゃあ上官にあたる人物でも平気でフォースで首絞めて脅したりとか、やんちゃのし放題だったのにね。だから、悪役のこのフォースを持ってない仲間、というのは清々しい新しさを感じました。良かったのに……もしや死んでしまった? もう出ないなんてことは……。

 

 第五の驚き:これもでかい?

 カイロレンと指揮官の彼が祭壇のような場所で、超強いフォースを持った悪の大親玉のスノーク(名前忘れて今ぐぐってきた。確かにこんな名前だったなぁ)の命令を受けているシーン。あそこ観ていて、あれれ?ってなりませんでした?

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 僕はあれ? ってなりました。なりません? 

 あれ、なんかこいつでかくね?、と。

 気のせいじゃない、でかいぞ。

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 絶対にでかい。

 しかし、観ているうちにどうやらスノークはその場におらず、その姿はホログラムで映し出しているものにすぎないということがわかって、ああ、そういうことと納得しかけて、いやうん? とまた脳内に疑問符が浮かびます。

 拡大して投影しているのか、それともそれは一分の一スケールのホログラムなのか。

 でもこんな巨大な宇宙人、スターウォーズでは出てこないよな、と思いつつも疑問は完全には払拭されません。これはまた次のエピソードではっきりするのを待つしかないですね。

 やっぱりスノークでかい説ありえますから……。

 悪の親玉は最終的には主人公の手によって直接倒されるはずですから、そう、もしスノークが巨大な宇宙人だとするとラストバトルはなんか進撃の巨人みたいなことになりそうだな、なんてことを思うわけです。

 

 第六の驚き:バリアーって意外と脆弱性あるんですか

 亜光速ならバリアーを通過できるんだぜ!byハンソロ

 まじかよ。

 しかも、ep4でポンコツと言われていたミレニアムファルコンを使ってep7で最新のスターキラー基地のバリアを通過します。

 おっ?

 それにしても、ミレニアムファルコンでバリアー素通りなら、あの味方のXウィング達も素通り出来るはずで、そもそもバリアーをはがすために奮闘する必要などないのでは? という疑問が頭をよぎります。

 この映画、結構がばがばでは――えふんえふん。
 とか御託を並べて観つつも、なんか主人公達がピンチになったり、巧みに緊張感を演出したりしててなんか雰囲気とノリで観ている僕をがっちりノックアウトしてきましたので優秀ですね。
 ep7「バリアーはそういうものなんだわかったか」
 ぼく「わかった!」

 

 第七の驚き:あれ、この展開どっかで見たぞ

 ep7、って旧三部作の印象にちょっと引っ張られてる気がするのはぼくの気のせいでしょうか。ドロイドが物語のキーを持って逃げてるのもそうだし、バリアーを解除するためにひと肌脱ぎに行くのもテンプレのような、えふんえふん。

 

 第八の驚き:キャプテンファズマ!!!! と、バリアー

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 そうこうしていろんな難題を乗り越えて、スターキラーのバリア発生装置を解除完了するわけなのですが、そう、ここがこの映画最大の驚きのシーン。
 ハンソロに銃を突きつけられたキャプテンファズマは言われた通りにバリアを解除してスターキラーは丸裸、そして、エックスウィングの攻撃を受けてスターキラー大爆発にいたるわけです。
 は? キャプテンファズマ!!! 銀色のその体は見掛け倒しのメッキかこら。ぎんぎん。
 ぼくはこのキャラクターをはじめて見た時確信してました。
 こいつ、つおい……
 やたら人気のあるボバフェットと同じで強キャラに違いない、ボバフェットポジションのつもりでデザインされたのだ、と、思ってましたよそりゃよお。
 蓋を開けてみたら弱いどころか、この映画最大の戦犯者でした。ほげ。ここのファーストオーダー軍はキャプテンファズマのせいで負けたようなものですから、ええ。
 しかし、いち指揮官が解除できてしまうバリアってどうよ。核ミサイルの発射は二つのスイッチが同時に押されないと発射しないとか聞くけど、バリアーは一人でそんなに簡単にONOFF出来るんですか、してもいいんですか!?
 ep7「バリア発生装置はこういうものなんだ」
 ぼく「わかりましたッ!」

 ボガァアン
 予定調和は満たされました。そうして、スターキラーは破壊されました。

 めでたしめでたし

 


 と、ここまでで今回の感想はとりあえずおしまいにしておきます。

 やっぱ最高にエンタテインメントでいかした映画でした。

 他にもいっぱい書きたいことはあるんですけどね。BB8の持っている地図にR2D2の地図がスポーンとはまるところとかは分けて持っている暗号のデータにしては構造が簡単すぎやしないかとか、レイのふっくら緑のインスタントパンとか、ルークがいないって言ってるけどもしや冒頭で殺された達人っぽいおじいちゃんあれまさかルークだったか? と僕のポンコツ脳みそのために味わったハラハラとか、柄が邪魔そうなライトセーバーとか他にもまだまだ色々言及してみたいことはいっぱいあるんですけども、それは機会があれば。

 さて、僕はこの映画にぶつくさ文句を言っているように聞こえたかもしれませんが、ep7、エンタテインメントとして非常に僕は満足しました、楽しかったですSWに期待してたのは旧三部作のこの空気、これだよ、これって感じがある気がしますよね(にわか)。

 

 

余談

 旧三部作の雰囲気がうんぬんと書いたりしてきましたが、ep7は新世紀の映画だなぁ、と思いました。これは、ジョン・ラセター総指揮の傑作アニメ映画ベイマックスを見た時に感じたのと同じです。

 ベイマックスは原題Big Hero 6が示すように主人公達が6人のチームなのだけれども、多人種です。日本人、白人、黒人、はたまたロボットであるベイマックス。素敵。
 そして、ep7。主人公は黒人である。そして、また、エックスウィングのパイロットの中にとってもかわいい女の子の姿が。男女平等感も+。まぁ、東洋人の姿はほとんど記憶にありませんけども。
 ep4から考えると時代は移ろったな、と思います。本当に今は良い時代ですよラブアンドピース。

 ep4については、あるルパン三世本の座談会で宮崎駿さんが、ガラクタを回収しているあの種族は黄色人種を指しているようで不愉快とか言って腹を立てていましたが、そう見えなくもなかったのです。
 CGの進歩も心躍りますが、そういったところにも時代の移ろい、あるいは進歩を感じ、今って本当に凄い時代やでと思い、ぼくはなんだかめらめらする次第であります。